夏祭り
1章
少女「うぇーん暗いよー怖いよー」
狐のお面をした男 「帰り道はあっちだよ 人がここにいてはいけない さぁ、おかえり」
〜15年後〜
おばぁちゃん「夏樹、大きくなったねぇ」
夏樹「へへ、あれから15年かー早いなー」
夏樹「おばぁちゃん、お祭りって今日の夜だよね?」
おばぁちゃん「そーだよ?一緒に行く人でもいるのかぃ?」
夏樹「うん!その人探しに行ってきます」
森についた
夏樹「そういえばこの辺りで助けてくれたんだよね、お面をした人」
ザザッ-ザー(風の音)
狐のお面をつけた人「またおまえか もうくるなと言ったであろう」
夏樹「あっお面の人」
狐のお面をつけた人「お面の人ではない琥珀という名がある」
夏樹「なら琥珀、あの時は助けてくれてありがとう」
夏樹「ていうか琥珀あの時から歳とってもない?!」
琥珀「年なんかとるわけない 人間じゃないし」
夏樹「え?どういうこと?」
琥珀「しまった……まぁいいか簡単にいうと妖だ」
夏樹「だから歳とってないんだ」
琥珀「怖くないのか?俺が」
夏樹「こわい?なんで?琥珀助けてくれたからいい妖だよ」
琥珀「いい妖……ね」
夏樹「それよりさ琥珀 私と夏祭り行かない?」
琥珀「行かない」
夏樹「即答!?」
夏樹「なんで行きたくないの?私とだから?」
琥珀「ちがう 俺は人に触ったら消えるからだ」
夏樹「え?消えるって……」
琥珀「魂ごと消えるんだよ」
夏樹「なら私が触っても消えるってこと?」
琥珀「ああ」
夏樹「……」(泣)
琥珀「!?なぜ泣く?」
夏樹「だって私琥珀に助けてもらったのに恩返しもできないよ」
琥珀「俺が勝手に助けただけだ 気にするな」
夏樹「気にするよ????あの時助けてくれなかったら私死んでた」
夏樹「なんで琥珀はあの時助けてくれたの?」
琥珀「理由はない ただ体が動いた」
琥珀「人間が嫌いだった俺はお前との一時の間で人が好きになった」
琥珀「お前が好きになった」
夏樹「私だってあなたの事がずっと気になってた」
夏樹「だから戻ってきた 夏祭り一緒に回りたかったから」
琥珀「夏祭り……人気のないところなら行ける」
夏樹「え?ほんと?一緒に来てくれる?」
琥珀「ああ」
夏樹「なら浴衣に着替えてくるから待ってて」
浴衣に着替えて
夏樹「お待たせ」
琥珀「……」
夏樹「どーしたの?」
琥珀「なんでもない」
照れ隠しのようにお面を付けてきた
夏樹「え?お面外せるの?」
琥珀「外せるに決まっているだろ?外せないと思ってたのか?」
夏樹「うん」(素顔初めて見た イケメンだ……)
琥珀「もぉ祭り始まるぞ?行くか」
夏樹「うん!屋台に行く時はひとりで行くから」
琥珀「ああ 人がいなかったら俺も行くのに」
夏樹「ははは」
屋台で買って川の近くの所で座って食べた
やがて花火が始まり「綺麗だね」と言いながら見てた
花火が終わり
夏樹「あーあ花火終わっちゃったね」
琥珀「だな 呆気ないな」
夏樹「そーだね」
琥珀「そろそろ帰るか」
夏樹「うん!」
琥珀「案外祭りも面白いもんだな」
夏樹「へへ、祭りの楽しさが分かったか」
少年A「追いかけてみろー」
少年B「A、ちゃんと前見てぶつかるよ」
琥珀「おっと大丈夫?」
夏樹「琥珀!それ人間の子だよ」
琥珀「!?」
琥珀「もぉお別れが来たのか 早いな」
夏樹「消えたりしないよね?ね?琥珀何か言ってよ」
琥珀「夏樹!今なら抱きついていいぞ」
琥珀は手を大きくひろげて来いって感じで待っている
私は迷わず飛び込んだ
夏樹「琥珀だーいすき」
琥珀「俺もだ さよならだ」
琥珀は服とお面を残し消えてった
夏樹「こんなお別れ嫌だよ」
夏樹は泣いた 泣いて泣いて泣き叫んだ
狐のお面をした男 「帰り道はあっちだよ 人がここにいてはいけない さぁ、おかえり」
〜15年後〜
おばぁちゃん「夏樹、大きくなったねぇ」
夏樹「へへ、あれから15年かー早いなー」
夏樹「おばぁちゃん、お祭りって今日の夜だよね?」
おばぁちゃん「そーだよ?一緒に行く人でもいるのかぃ?」
夏樹「うん!その人探しに行ってきます」
森についた
夏樹「そういえばこの辺りで助けてくれたんだよね、お面をした人」
ザザッ-ザー(風の音)
狐のお面をつけた人「またおまえか もうくるなと言ったであろう」
夏樹「あっお面の人」
狐のお面をつけた人「お面の人ではない琥珀という名がある」
夏樹「なら琥珀、あの時は助けてくれてありがとう」
夏樹「ていうか琥珀あの時から歳とってもない?!」
琥珀「年なんかとるわけない 人間じゃないし」
夏樹「え?どういうこと?」
琥珀「しまった……まぁいいか簡単にいうと妖だ」
夏樹「だから歳とってないんだ」
琥珀「怖くないのか?俺が」
夏樹「こわい?なんで?琥珀助けてくれたからいい妖だよ」
琥珀「いい妖……ね」
夏樹「それよりさ琥珀 私と夏祭り行かない?」
琥珀「行かない」
夏樹「即答!?」
夏樹「なんで行きたくないの?私とだから?」
琥珀「ちがう 俺は人に触ったら消えるからだ」
夏樹「え?消えるって……」
琥珀「魂ごと消えるんだよ」
夏樹「なら私が触っても消えるってこと?」
琥珀「ああ」
夏樹「……」(泣)
琥珀「!?なぜ泣く?」
夏樹「だって私琥珀に助けてもらったのに恩返しもできないよ」
琥珀「俺が勝手に助けただけだ 気にするな」
夏樹「気にするよ????あの時助けてくれなかったら私死んでた」
夏樹「なんで琥珀はあの時助けてくれたの?」
琥珀「理由はない ただ体が動いた」
琥珀「人間が嫌いだった俺はお前との一時の間で人が好きになった」
琥珀「お前が好きになった」
夏樹「私だってあなたの事がずっと気になってた」
夏樹「だから戻ってきた 夏祭り一緒に回りたかったから」
琥珀「夏祭り……人気のないところなら行ける」
夏樹「え?ほんと?一緒に来てくれる?」
琥珀「ああ」
夏樹「なら浴衣に着替えてくるから待ってて」
浴衣に着替えて
夏樹「お待たせ」
琥珀「……」
夏樹「どーしたの?」
琥珀「なんでもない」
照れ隠しのようにお面を付けてきた
夏樹「え?お面外せるの?」
琥珀「外せるに決まっているだろ?外せないと思ってたのか?」
夏樹「うん」(素顔初めて見た イケメンだ……)
琥珀「もぉ祭り始まるぞ?行くか」
夏樹「うん!屋台に行く時はひとりで行くから」
琥珀「ああ 人がいなかったら俺も行くのに」
夏樹「ははは」
屋台で買って川の近くの所で座って食べた
やがて花火が始まり「綺麗だね」と言いながら見てた
花火が終わり
夏樹「あーあ花火終わっちゃったね」
琥珀「だな 呆気ないな」
夏樹「そーだね」
琥珀「そろそろ帰るか」
夏樹「うん!」
琥珀「案外祭りも面白いもんだな」
夏樹「へへ、祭りの楽しさが分かったか」
少年A「追いかけてみろー」
少年B「A、ちゃんと前見てぶつかるよ」
琥珀「おっと大丈夫?」
夏樹「琥珀!それ人間の子だよ」
琥珀「!?」
琥珀「もぉお別れが来たのか 早いな」
夏樹「消えたりしないよね?ね?琥珀何か言ってよ」
琥珀「夏樹!今なら抱きついていいぞ」
琥珀は手を大きくひろげて来いって感じで待っている
私は迷わず飛び込んだ
夏樹「琥珀だーいすき」
琥珀「俺もだ さよならだ」
琥珀は服とお面を残し消えてった
夏樹「こんなお別れ嫌だよ」
夏樹は泣いた 泣いて泣いて泣き叫んだ