お姫様とお嬢様
怒れないや…。



愛芽も同じ事したし…。



「気付いてたの?」

「お前の横通ってトイレ行ったら香水の匂いしたし。」

「愛芽バカだよね…。」

「だな。」



取り合えず楓にミッチーを送らせる事にして二人と別れた。



まだ21時だ…。



手を繋いでくれた瞬太…。



怒ってないのかな…。



「瞬太?」

「怒ってねぇよ。俺も仕返しとかバカみてぇな事したしな。」

「ごめんなさい…。」

「わかればイイ。もう行くなよ?」

「ん…。」



トボトボ歩いて瞬太の家に来た。



何か愛芽、凄く反省してます…。



「なぁ、何で愛芽だって気付いたか教えてやろうか。」

「香水じゃないの?」

「それもあるけど。この身体?愛芽ラインだったから。」



そう言って腰に手を回す瞬太は何か優しい顔になってる…。



愛芽ってバカ…。



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