お姫様とお嬢様
俺は一人ずつの髪をセットして行く…。



「終わりました!!失礼します!!」

「ナツ、襟足切って。」

「はい!?今からですか!?」

「まだ時間あんだろ。」

「………わかりましたよ。」



リーダーの髪を切る俺…。



秀吉の視線が怖い…。



「でさぁ、関係ない話し、あのモデルチャンとどうなの?」

「乃彩…ですか?」

「そうそう。隼人の妹。」

「順調…ですかね…。」



わざとそんな会話すんなよ…。



逃げてぇ~…。



「悟さん、こんな感じでどうですかね?」

「あ、最高。」

「じゃあ俺は失礼しま…。」



ガシッと腕を掴まれた…。



今度は裕介さん…。



「ナツ、髪、やり直して。」

「ぬぁ!?これじゃダメスか!?」

「さっきのに戻してくれてイイから。」



絶対遊んでる…。



俺で。



性格悪いグループだな…。



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