お姫様とお嬢様
さっきの髪に戻す俺…。



「この曲短いんだけどかなりパンチ効いてる出だしだからインパクトはあると思うんだよね。」

「すごいよかったです!!俺なんかに勿体ない…。」

「そんな事ないよ。謙虚だね秀吉。うちのナッチャンみたい。」



隼人さんまで…。



ホントやだ…。



「一緒にしないでくださいよ。俺ヘタレだし。秀吉さんみたいに強くもないし~。失礼じゃないスか。」

「でもナツの腕は一流だよ。次は俺にメッシュ入れてよ。」

「メッシュ!?今からですか!?」

「まだ時間あんじゃん。」

「でもメッシュは…。」

「じゃあイイや。その代わり俺もやってみたい。ナツの頭。」



は………い?



何でそんなに時間稼ぐわけ!?



「俺はイイです!!自分で出来るし!!それに隼人さんにやられるって…。」

「文句ある?」

「いえ…。」



イスに座らされて秀吉と向かい合わせだ…。



最悪…。



< 457 / 763 >

この作品をシェア

pagetop