お姫様とお嬢様
実際二股とかムリだし!!



あぁ~…。



「ナツやるじゃん。でも秀吉可哀相だな。」

「どっちの味方っスか…。」

「俺らはどっちつかず。修羅場楽しいから~!!」



怖いなこの人達…。



悪だよ悪…。



「まぁなるようになる。って事で髪直して?」

「はいはい…。」



その日の帰りに乃彩から電話が来た。



すげぇ緊張する…。



「仕事中…じゃなかったかな…。」

「大丈夫。どうかした?」

「ナツ君の声聞きたくて…。でも…あたし戻れない…。」

「うん。俺が悪いからそれくらい覚悟してたよ。1年でも2年でも…。何年経っても俺は乃彩が好きだよ。」

「ナツ君…。ごめんなさい…。」

「乃彩、したいようにしてイイよ。秀吉のとこにいたいならいればイイ。でもまだ俺が好きなら…いつでも戻っておいで。」

「ナツ君っ…。」



今日もきっと眠れない…。



情けなっ…。



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