お姫様とお嬢様
家に帰ったらムスッとしてるヒナ君。



話しを聞いたみたいだ…。



「舜太と旅行行きた~い!!とかそんな理由だな?」

「うん。仕事だもん。」

「うまい事考えたな…。」

「じゃあイイよね?」

「俺もついて行く!!なんて言いたい所だけど会議があって行けねぇ…。ホテルは別室だからな!!」

「はいは~い!!」



やった!!



早速舜太に報告しよっ!!



「はい。」

「あ、舜太?雑誌の企画、イイってさ!!」

「そうですか。今会議中なのでこちらから折り返します。」

「なんだ、仕事中か。じゃね。」



舜太と旅行!!



愛芽の舜太だぁぁぁ!!って全国に言い触らせる!!



嬉しくて嬉しくてベッドの上でバタバタした。



カチャっと開いたドアからは亡霊のような乃彩…。



怖っ!!



「ど、どうしたの!?」

「一緒に遊ぼ…。」

「な、何する!?」

「コレ…。」



コレって…。



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