秘書のヒショヒショ話
私のため?うそぶくんじゃねぇや、オヤジ。オヤジは道を悟るより、野菜くれりゃあ世話ないンたからな。

ずいぶんじゃないか。本性が出てきたのか。よいか?一生、暗黒が身を包んだとしても、もう天国が訪れてる、って静かにその場を去れる、って怒ることなく、な。言えるか。

ずいぶん厳しい道じゃないのさ。

そういう道を歩もうとしてるんだ。否もう歩んでる。歩まされてる。な?

えぇ。

俺も甘いのかもしれねぇな、オラカボチャ。言いたいこた終わったよ。どんな悪もな、光に包まれてんだ。それをことあるごとに、自覚し、呟くことこそ、神を知るということだ。

わかったわよ。早くカボチャ渡して。

50円。

もっとらんて!!だからっ。



おわり馬車
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