マザー症候群
 
 「あっ、部長探していたんですよ」
 エレベーターを降りると、コピーライターの小西が駆け足で美波のそばへ。手にはエースジェットのコピー案が。
 「渡さないから」
 美波の第一声。
 「えっ、渡さない・・・」
 小西は何の事かさっぱりわからず困り顔に。
 「あっ、ごめん。ごめん。ちょっと考え事をしていたので。小西ちゃん、用とは何?」
 美波、やっと仕事モードに。




 
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