最恐生徒会長は幼馴染!
「美琴、こいつは大丈夫って言ったか?」
「え?はい。」
「また、嘘をついたなこいつ。」
また?
嘘?
「美琴、毒を抜くぞ。手、握ってやれ。」
「は、はい!」
冬馬、手大きいわ。
ずっと一緒にいたはずなのにね。
こんなに大きくなっていたこと知らなかったわ。
「あああああああああああ、ああああああああ!!!」
「冬馬!」
こんなに苦しんでいるの初めて見たわ。
ホントに、大丈夫じゃないじゃない。
「美琴、美琴!もういいぞ。お前もよく頑張ったな。」
「え?私は何も。」
「いや、あんな叫び声を聞いたらふつうは顔が青くなるんだ。でもお前は冬馬の名前を呼び続けた。頑張ったな。」
「ありがとうございます。でも、必死だっただけだから・・・。」