最恐生徒会長は幼馴染!


狸寝入りしてろって・・・。

してるけど、何もないじゃん。

眠くなってきたよ。

「・・・・から。・・・頼んだよ。」




誰?


ガラガラ


入ってきた。


「美琴。」


冬馬?

ん。

何やってんのこいつ!

寝てる(狸寝入り)をいいことに

私のファーストキスを!


「早く生徒会室に戻ってきてよ。あの2人抑えるの疲れたよ。」

「じゃ、また明日。」


待って、

行かないで。


「!美琴?」

「行かないで。」


掴んだ手から熱が伝わる。

私の手の方が熱いや。


「美琴、まさか起きてて・・・」

「うん、起きてた。ごめん。」

「いや、・・・美琴、1回しか言わない。」

「なら私が言う。」


1回だけなんてやだもん。


「いやいや、俺に言わせて。」

「美琴、好きです。俺の隣にいてください。」

「もちろん。でもね、冬馬無防備すぎだよ。」



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