最恐生徒会長は幼馴染!


「う~ん。これはアイツに見てもらった方がいいかもな。」

「いえ、もう大丈夫です。慣れたので。」

「え?慣れるものなの?え?ま、まぁとりあえず連絡するか。星羅、若松に遅くなるって伝えてくれる?」

「はーい。」


アイツって誰なのかしら。

星琉さんの部下の方?

そういえば、星琉さん部下の人たち連れてない。

大丈夫なのかしら、組長なのに。


「もしもし、紅雅?冬馬が毒にやられてんだけど、ああ。生徒会室?は?どこそこ?は?お前の研究室ってどこだよ。あ?美琴に聞けばわかる?分かった。じゃあな。」

!?


紅雅さんの研究室に行くのね。


「案内します。私、場所知っているので。」

「頼む美琴ちゃん。」

「はい。」


冬馬、大丈夫って言ってた割には頭を預けてくるのね。

大丈夫じゃないなら大丈夫じゃないって言えばいいのに。

素直じゃないわね。



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