言えよ、俺が欲しいって。
「そうだけどっ…」
「白咲って、俺のことが好きなんじゃなかったっけ?すぐ目移りするんだね」
そう言うと白咲は顔を真っ赤にする。
怒ってる?
でも本当のことじゃん。
散々大好きとか言っといて、ほかの男いくんだね。別にいいけど。
でも…。
「正直ガッカリ。白咲なら、俺を落とせると思ったんだけど」
「えっ?それってどういう…」
「ほら、行くよ」
クゥとショコラが満足してないから。
白咲のこと。
可愛いなんて好きだなんて思ったことない。
相川はなんで白咲のことが好きなのかも分からない。
でもやっぱり。
「白咲はさ、俺と付き合ったら何したいの?」
「えっ」
顔を真っ赤にして一々反応する白咲は、見てて飽きない。
だから俺多分、白咲のウザイ絡みにも付き合うんだと思う。
こういう反応が見れるから。