言えよ、俺が欲しいって。
「別にいいじゃん。七瀬がモモの彼氏ってわけじゃないのに、なんで迷ってんの?浮気とかは付き合ってからの話しだろ?」
相川くんの言うことは最もだけど…。
七瀬くんのこと好きなのに、相川くんと遊んだりなんかしていいのか!って。
あたしの中の天使が言うんだもん。
別に七瀬くんなんか関係ないじゃん。これ逃したらもう一生デートできないよ?って。
あたしの中の悪魔さん。
「眉間にシワ。可愛い顔台無しだけど?」
「なっ……」
「じゃ、放課後までに考えといて」
相川くんは、手をヒラヒラ振ると自分の教室に行っちゃった。
うわ、どうしよ。