言えよ、俺が欲しいって。


相川くんとはもう、近づかないようにしよう。

キスも…なかったことにすればいいんだ。
明日学校で会っても、知らないふりをしよう。


そのかわりに、七瀬くんで頭の中いっぱいにして。

七瀬くんだけ見よう。

七瀬くんにたーーっくさん愛を届けて。
あたしのこともたーーっくさん愛してもらうんだ。



「七瀬くん、大好きです」



「いつまで続くかな?」



七瀬くんは、本当に本気にしてないみたい。

こんな1件もあったからそう思うのはあたりまえだよね。自業自得だ。


でも今日で、七瀬くんのこともっと好きになったんだもん。



「だいすき、」



何回言っても言いたくなるんだもん。



「七瀬くん、大好きだよ」



「うん、聞いてるよ」



相変わらず、あたしの言う「好き」に答えてくれないけども。

でもそんなクールなところも大好きです。

とにかく、全てが大好きです。

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