叶えてあげる。
どのくらいたったかしら? サニーが寝てしまって影も話さなくなって退屈すぎてウトウトしていたら感じ取ったわ。二つの魂が順番にこちらに来るのを。
「サニー、起きて。来たわ」
声をかけて後ろを振り向くととっくに起きていた。影もとてもワクワクしているし…………。まぁ今回の魂はとても興味深いからね。
『迎えにいきましょうよ』
影はそう言うと部屋中を動き回った。幼い子供のようにね。その考えには賛成だけどね。
「ええ、行きましょう」
館の扉を開けて森の入り口の方に歩いていった。サニーは猫の姿のままだったから私が腕に抱いているわ。
霧の中にうっすらとひとつの人影が見えてきた。かなりふらふらとしていてみっともなかったけれどそれはさつきさんだった。
「いらっしゃい、さつきさん。先に館にいってください。この奥にあります」
あとは、その後ろにいるやよいさんね。十六夜やよい…………。やっぱり言いにくい名前よね。
「さあやよいさん。行きましょう。私の館へ」
………………。
二人に共通していたことは軽く頷いたことだけね。育った環境でここまでも大きく変わるものなのね。
双子の姉妹ってどんな感じなのかしらね。さつきさんが卯月さんを売ろうとしたように姉妹の仲はそれほどではないのに…………。双子は特別なのかしらね。
「サニー、起きて。来たわ」
声をかけて後ろを振り向くととっくに起きていた。影もとてもワクワクしているし…………。まぁ今回の魂はとても興味深いからね。
『迎えにいきましょうよ』
影はそう言うと部屋中を動き回った。幼い子供のようにね。その考えには賛成だけどね。
「ええ、行きましょう」
館の扉を開けて森の入り口の方に歩いていった。サニーは猫の姿のままだったから私が腕に抱いているわ。
霧の中にうっすらとひとつの人影が見えてきた。かなりふらふらとしていてみっともなかったけれどそれはさつきさんだった。
「いらっしゃい、さつきさん。先に館にいってください。この奥にあります」
あとは、その後ろにいるやよいさんね。十六夜やよい…………。やっぱり言いにくい名前よね。
「さあやよいさん。行きましょう。私の館へ」
………………。
二人に共通していたことは軽く頷いたことだけね。育った環境でここまでも大きく変わるものなのね。
双子の姉妹ってどんな感じなのかしらね。さつきさんが卯月さんを売ろうとしたように姉妹の仲はそれほどではないのに…………。双子は特別なのかしらね。