すき…なのよ、ね

入学式も無事に終わって、HRも終わった。
これで華の高校生活がスタートと思いきやだよね、、、

放課後はあの、イケメンで見た目だけ王子様でスマイルを振りまいてるあいつの用事に付き合わされるとは……

冬『おう!! 少し友達と話しててさ!』

雫『はいはい、、』
それで、用事って何なのよ…
いったい… 変な事起きないといいけど

冬『俺さー』

いきなりなに!?

冬『弟が1人と妹が2人いるんだよね
それで面倒見なきゃいけなくてさ』

おっ案外いい男だったりするのかなー

雫『私なんて1人っ子だから…』
そう、きょうだいのいる感覚なんて全く分からない私からしたらすごくいいなあって思うかな

冬『それで、今日は面倒見なくちゃいけなくってよ でも、俺ちょっと今日 しんどいんだよね』

は?高校生活 初日で会ったばかりの人の家に行って面倒見てくださいとか言わないよね??まさか ハハハ
私、笑顔作るのすっっっっごく苦手だから小さい子には特に好かれんのだよ…

雫『で、あたしはどうしたらいいのよ』
あちゃー、、、
あんまり助けたりするの好きじゃないけど
勝手に口動いちゃうし。

冬『面倒見てくれね?』

雫『すっ、す 少しだけなんだからね』

冬『そういうとこ少し好きかも』((ボソッ

雫『何か言った?』
まあ、きみが何を言おうが言いまいが私は知ったこっちゃないわなw

冬『ここ俺の家』

雫『!?!?!?!?!?!?!?』
ん??またこれもなんかの夢?
目の前に見えるのすっごくでかい柵みたいな門に見えるんだけど…

ピンポーン
冬『俺だ、開けてくれ』
?『かしこまりました、冬和坊ちゃん』

雫『!?!?!?!?!?!?』
余計に分からなくなってきたよね、これ?
何がどうなって今にいたってるのよ これ

なんだ、これは私の夢よそう
ほっぺを摘んで
雫『つっ いったい!』
それがどうやら夢ではないようね…

これからどんなになるのよほんとに…
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