王子様たちのシンデレラ(仮)
「おいチビ、早く飯作んねえとガチでおごりだからな」
鼻で笑った晴仁はキッチンを出て行った。
「む……っかつくぅ…!!」
どんなものにも例えられないようなムカつきがこみあげてきて、制服のスカートをぎゅっと握った。
「身長なんていらないもんっ…!」
背の順だってクラスの女子の中では真ん中より後ろ。もう十分じゃん。
「なに独り言いってんの?おチビさん」
「だっから!チビじゃないって言ってんじゃんバ……か、かか楓先輩!?」
「今バカって言おうとしたでしょ」
楓先輩は棚をあさり、中からスナック菓子を出した。
「え、もうお昼ですけど?」
「……なんかキミ、とろそうだから。どうせあと一時間ぐらい昼飯できねえんだろ?」
……だめだめ、キレたらダメ。相手は楓先輩。一個上の先輩だよ。
だめだめ!!押さえろ彩羽!!
「ぶはっ、すんげえ顔してる」
「なっ!!」
ひどくない!?顔は生まれつきですけど!?
「いいから早く飯作れよ」
「わ、わかってます!!!」
神様、助けてください。この生活、先が見えてきません。
鼻で笑った晴仁はキッチンを出て行った。
「む……っかつくぅ…!!」
どんなものにも例えられないようなムカつきがこみあげてきて、制服のスカートをぎゅっと握った。
「身長なんていらないもんっ…!」
背の順だってクラスの女子の中では真ん中より後ろ。もう十分じゃん。
「なに独り言いってんの?おチビさん」
「だっから!チビじゃないって言ってんじゃんバ……か、かか楓先輩!?」
「今バカって言おうとしたでしょ」
楓先輩は棚をあさり、中からスナック菓子を出した。
「え、もうお昼ですけど?」
「……なんかキミ、とろそうだから。どうせあと一時間ぐらい昼飯できねえんだろ?」
……だめだめ、キレたらダメ。相手は楓先輩。一個上の先輩だよ。
だめだめ!!押さえろ彩羽!!
「ぶはっ、すんげえ顔してる」
「なっ!!」
ひどくない!?顔は生まれつきですけど!?
「いいから早く飯作れよ」
「わ、わかってます!!!」
神様、助けてください。この生活、先が見えてきません。