王子様たちのシンデレラ(仮)
Live Tour 2nd Days
【彩羽side】
「あ、彩羽ちゃん!こっちこっち!」
早朝5時、あたしは東京駅で麗ちゃん達と待ち合わせ。
「でっけえ声出すなよ彩羽!!バカ?俺ら3人芸能人なんですけど」
「あ、忘れてた」
「チッ」
なんか陽太、心開いてくれたのかわからないけど口が悪くなってきた。
クラスではニコニコしてる王子様なイメージだったのに、崩壊しちゃったよ。
……この性格を知ったらファンが泣くよ。ついでに四天王ファンクラブも崩壊するよ。
「なに、その顔」
「顔は生まれつきですが何か」
「彩羽ちゃんと陽太くんはなんのやりとりをしてるの?まあいいや、テレビ局に移動するから車乗って」
「はーい」
美玲ちゃんに促されて私はロケバスに乗り込んだ。
「陽太?」
車に乗らずボーっとしていた陽太に声をかけると、その視線はこっちに向けられた。
「え、なに?」
「……なんでもねえ。アユ、眠いから寝るわ。あ、彩羽。着いたら起こして」
陽太は一番奥の席に座り、窓にもたれて眠ってしまった。
「あ、彩羽ちゃん!こっちこっち!」
早朝5時、あたしは東京駅で麗ちゃん達と待ち合わせ。
「でっけえ声出すなよ彩羽!!バカ?俺ら3人芸能人なんですけど」
「あ、忘れてた」
「チッ」
なんか陽太、心開いてくれたのかわからないけど口が悪くなってきた。
クラスではニコニコしてる王子様なイメージだったのに、崩壊しちゃったよ。
……この性格を知ったらファンが泣くよ。ついでに四天王ファンクラブも崩壊するよ。
「なに、その顔」
「顔は生まれつきですが何か」
「彩羽ちゃんと陽太くんはなんのやりとりをしてるの?まあいいや、テレビ局に移動するから車乗って」
「はーい」
美玲ちゃんに促されて私はロケバスに乗り込んだ。
「陽太?」
車に乗らずボーっとしていた陽太に声をかけると、その視線はこっちに向けられた。
「え、なに?」
「……なんでもねえ。アユ、眠いから寝るわ。あ、彩羽。着いたら起こして」
陽太は一番奥の席に座り、窓にもたれて眠ってしまった。