王子様たちのシンデレラ(仮)
また、会える日まで。
*********
「本当によかったの?彩羽。あたしだけで……」
「梨華だけで十分だよ。大好き」
「彩羽……せめてみんなにお別れ言ったほうがよかったんじゃない?」
「いいの……これがあたしの決意だから」
「そろそろ時間か……」
「彩羽ぁ~」
「ちょっと梨華、泣かないでよ!」
あたしに抱き付いたまま大粒の涙をこぼす梨華。
まったく……最後まで最高の親友だな、この子は本当に。
「泣くに決まってるじゃん!親友なんだからっ」
「……電話もメールもするから。それに、またきっと戻ってくる」
「…ほんと?」
「約束」
『_便のお客様は〇番ゲートまで_』
「ばいばい、梨華。みんなにもよろしくね?」
「うん。戻ってこないと……全米を探し回るから」
「あはは、それはそれで楽しいかも」
あたしは里華を少し押して、荷物を肩にかける。
「ずっと、親友だから」
「大好きだよ、梨華」
あたしはその日、日本を発った。
「本当によかったの?彩羽。あたしだけで……」
「梨華だけで十分だよ。大好き」
「彩羽……せめてみんなにお別れ言ったほうがよかったんじゃない?」
「いいの……これがあたしの決意だから」
「そろそろ時間か……」
「彩羽ぁ~」
「ちょっと梨華、泣かないでよ!」
あたしに抱き付いたまま大粒の涙をこぼす梨華。
まったく……最後まで最高の親友だな、この子は本当に。
「泣くに決まってるじゃん!親友なんだからっ」
「……電話もメールもするから。それに、またきっと戻ってくる」
「…ほんと?」
「約束」
『_便のお客様は〇番ゲートまで_』
「ばいばい、梨華。みんなにもよろしくね?」
「うん。戻ってこないと……全米を探し回るから」
「あはは、それはそれで楽しいかも」
あたしは里華を少し押して、荷物を肩にかける。
「ずっと、親友だから」
「大好きだよ、梨華」
あたしはその日、日本を発った。