かわいい恋

玲香と一哉達を探していると

「ふたりともビーナスの様に美しい」

と大介くんがふざけなから近づいてきた。

「ありがとう」

と玲香がポーズを決めて楽しんでいる。

「玲香は何を着ても似合ってるね」

と一哉も頷いている。

そんな一哉は私を見て

「可愛すぎて誰にも見せたくないな」

なんて言ってくれて恥ずかしすぎて

「ありがとう」

しか言えなくなってしまった。

大介が

「さぁ遊びまくろうぜ
ウォータースライダー行こう」

と玲香の腕を引っ張り行ってしまった。

「玲香と大介行っちゃったな。
めいはどうしたい?」

「私は水着姿が恥ずかしいからプールに入りたいかな」

「了解。じゃあ波がくるプールに行ってみよう」

と手を繋いで連れていってくれる。

「めいは迷いそうだから手を繋いておくよ。ってただ俺が手を繋ぎたいだけなんだけど」

「私も繋いでいたいな」

と素直に言えた。

早速プールへ。

その場に立っていて波がくるとジャンプする。

波がくるまで仕事の事など世間話をする。

波が来てジャンプしたら転びそうになり一哉が支えてくれて抱きしめられる形になる。

ごめんと言って離れようとするとぎゅっと抱きしめられ

「ずっとこうしていられたら良いのに」

と聞こえるか聞こえないかの小さい声で言われてぱっと離された。

何を言ったのか聞こうとすると遠くから
大介が

「いたいた。
流れるプールプールで競争しようぜ。
ランチをかけて。」

といってきた。

「ふたり組でひとりが相手をおんぶして一周する。負けたらランチをおごるってのはどう?」

「面白いね、やろう」

「ペアはこのままでいいか」

一哉が

「絶対勝とう
背中に乗って」

と言ってくれ恥ずかしながらおんぶをしてもらう。

「足をさわるよ。
もっとくっつかないと落ちちゃうよ」

そういわれて首に腕を回しぎゅっとくっついた。

「ヤバイな。
気持ちいい。」

なんて冗談言うから

「じゃあ勝ったらもっとぎゅっとしてあげるからがんばって」

と言うと

「やる気出て来た」

と笑ってる。

そしてなんと私たちのチームが勝ち

「なに負けてるのよ」

と玲香が大介を怒りふたりで漫才を始めていた。

「勝ったからぎゅってしてくれるんでしょ?
正面でお願いします」

と一哉が笑ってる。
ちょうど玲香も大介も見ていないようだったので

「はいどうぞ」

と両方の腕を広げて抱き締めようとしたら一哉が後ろの人に押され転びながら私のもとへ。
すると胸の所に一哉の顔が来てぎゅっと抱き締めてしまった。

一哉は真っ赤な顔をして

「予定とは違ったけどこんな気持ち良いご褒美ありがとう」

と爽やかに言われ私は胸に一哉の唇などを感じて暑くなってしまった。

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