かわいい恋

そんなこんなで私たちは更衣室で着替えている。

玲香が
「遊園地まで付いてきたらわたしがガツンと言ってやる。」

なんて言ってたけど

「大丈夫だよ。
なんか一哉の隣に女の子いるがイヤだから頑張ろうと思えたし。これから頑張る」

玲香が抱きしめて

「よしよし。援護するよ」

とふたりで張り切って化粧も髪型も変えて普段と少し違う感じに仕上げてみた。服も玲香が胸の谷間をちらりと見せた方が良いとかでちょっと色っぽい感じにしてるしなんとなく頑張れる気がしていた。

その頃男ふたりは

「後輩のふたりが来てなんかグダグダになってるな。」

「本当に。」

「一哉なんか手を繋いだり抱きしめてたり超楽しそうだったよな。
めいちゃんの水着かわいかったしな。」

「あぁ。ヤバかった。
可愛すぎてずっと抱きしめたいって感じで」

「予想以上に胸も大きかったしって…」

「おい、それ以上言うなよ…本当は見せたくないんだからな」

「なんだよ…ちゃっかり胸に顔を埋めててたくせに」

「見てたのかよ…あれは事故だよ、
ラッキーだったけど。
でも本当に幸せだったな。
お前も玲香と良い感じでくっついてただろ?」

「まぁな。けど会社のあいつらが来て邪魔されるし玲香達は変なやつらに声かけられて楽しそうに話してたりしてな。
計画がめちゃくちゃだ。」

「玲香はナンパとか断れるからいいけど…
めいは腕捕まれて連絡先聞かれてたしな。
変な男にめいを触らせたくない。
めいを彼女にする。」

「おっ気合いが入ったな。
遊園地はお互いにがんばろう。」

「おう」

と男ふたりも気合いを入れた。

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