恋の契約は永遠に
「うわぁ、美味しそう!ありがとう」
そう言って佐々木さんはクッキーを手に取り口に入れた。
「美味しい!片瀬さんお菓子作りとか料理とか得意?」
「はい、お菓子作りはよく母と一緒に作っていましたし、料理も好きです。最近はお菓子作りはしてなかったですけど、昨日は皆さんにお菓子や飴を貰ったのが嬉しくて、皆が休憩に来た時に食べて欲しくて頑張りました」
「色々な意味も兼ねて疲れたから、何だかクッキー食べたら元気出た」
さっきまで元気なかった佐々木さんの顔に笑顔が見れて良かった。
だけどお客様の予約状況で、休憩が全く取れなかったり、十分とかでおにぎりやパンを急いで食べて直ぐに仕事に戻っだりするみたい。
昨日も二階にきたアドバイザーの人が、クッキーやチョコを少し食べて、コーヒーを飲んで直ぐに仕事に戻ってるのを見た。
お腹は空くけどゆっくりお昼をとれないから、一口サイズのクッキーやチョコや飴を食べたりして空腹を誤魔化すと言っていたから、皆が食べやすい一口サイズのクッキーを作った。
佐々木さんは急いでおにぎりを食べてお茶をでそれを流し込み、私の焼いたクッキーを一つ口に入れて食べると一階に戻った。