恋の契約は永遠に



でも私なんかに社長が興味があるはずないもんね。


鬼のように厳しいって皆は言うけど、私は優しい社長しかまだ見たことないし、社長って意外に天然とか?


色々考えても意識しちゃいそうになるし、私は社長に淹れたコーヒーも飲み干し、クッキーを食べた後は店長に在庫の確認を頼まれ、前日の夜に数えた在庫を表に記入した紙を見て、今日に私が伝票を入力して在庫がパソコンの在庫から減るから、在庫がパソコンとちゃんと合っているのかの確認をしたり、一階に降りてお客様に飲み物を運んだり、洗い物をしたりと事務以外でアドバイザーの皆がお仕事しやすいように補佐をした。


帰る時間の三十分前に店長に買い物を頼まれ、車に乗ってホームセンターに向った。


ホームセンターに向かって頼まれた物をカゴに入れていってる途中、後から私の名前を呼ぶ声がして振り返った。


名前を呼んだ人物を見て私は目を見開いた。


「久しぶり麻耶……元気だったか?」


「……」


会いたくない人が目の前に居て、私は戸惑っていた。



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