恋の契約は永遠に



伝票入力を全部終え、印刷をしてチェックをしていると社長がやってきた。


「片瀬さんお待たせ、今日は遅くなってしまって申し訳なかったね。おっ、入力全部終ってチェックしてるなんて、やっぱり片瀬さんは事務経験者だけあって早いな」


「社長、お疲れ様でございます。いえ、そんな事はないですよ、沢山伝票がありましたので時間も掛かってしまい、もうすぐお昼です」


「でも早い方だよ、慣れたら今日と同じ伝票の枚数でも今よりも早く終わらせてると思うよ?そのチェックが終わったら一回休憩をして、明日は発注を本社にFAXしなければならないから一緒にしようか」


「はい、佐々木さんにも絶対に必要な商品があるからと、朝に私に仰られていたので、その商品は必ず発注をするようにと言われました」


「了解、じゃあ先にチェックを終わらせて休憩しちゃおう」


そう言って社長はお客様に挨拶をしてくると一階に降りて行った。


私は残りのチェックを終わらせて、昨日の売上が合っていることを確認すると、ファイルに綴じた。


その後は休憩に入り、お弁当を食べていると社長が再びやってきた。




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