恋の契約は永遠に
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土曜日、私は親友の美沙と一緒に居る。
土曜日はバイトでネイルの仕事を美沙が働いているお店でさせて貰っている。
社員の一人が子供を産んで、育児休暇から戻ってきたけど、土日祝は休みを貰っているから、土曜日だけバイトをしている。
サロンが忙しくなってきて、資格を持っていた私に美沙が土曜日だけバイトお願いと言われて、土曜日のみサロンでバイトするようになった。
仕事も終わり、美沙に久しぶりにうちで飲まないと誘われて、そのまま美沙の家に行く事になった。
美沙の家に着いて、交代でシャワーを浴びて、二人でつまみを作り、ビールで乾杯した。
「美沙は彼氏が出張で会えなくて寂しいから私を誘ったんでしょ?」
美沙に私は意地悪く言った。
「バレた?まぁ確かにそれもあるけど、麻耶の新しい職場の話も聞きたかったからさ」
私は会社の事や元カレとね事を美沙に話した。
「元カレも今頃、麻耶がどれだけいい女だったか分かったみたいね。浮気する奴に誰が寄りを戻すかって言うのよ!でも、社長ってイケメンなんでしょ?ねぇ、どんな感じの人なの?恋とかに発展はしないの?明日は社長の自宅に行くんだよね?」
何故か美沙は目を輝かせながら私に聞いてくる。