恋の契約は永遠に
心と体を奪われて



あれから1週間を過ぎても私の心はモヤモヤしたままだった。


ただ一つ変わったのは、仕事にだいぶ慣れた私は受付をしながら事務の仕事をしている。


皆に助けてもらいながらもしていくうちに慣れてはきた。


だけど今日は本社から入荷があり、社長がやってくる。


1週間ぶりに会う社長に心臓がドキドキしてしまう。
お肌もちゃんとケアしてるし、疎かになんてしてられないし、社長に少しでも綺麗になったと思って欲しいからって、馬鹿!これじゃまるで社長を好きって言ってるみたいなものじゃない。


一人で心の中で葛藤しながらも時間は近づいてくる。


事務の仕事を午前中で終わらせて、お昼から入荷にそなえてお昼を食べる。


だけど緊張しているのかお弁当が全部食べられなかった。


そんな私に追い打ちをかけるように店長が1階から私を呼ぶ声がした。


「麻耶ちゃん、社長が商品持ってきてくれたから確認お願いします」


「は、はい」


私は急いでお弁当をしまい、お茶を一口飲んで1階へと降りていった。


今日に限って入荷が多く、社長は荷物をどんどん運んでくる。


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