恋の契約は永遠に
「俺の事、どう思ってる……」
真顔で迫ってくるのに耐えられなくなり、私はベッドの方へ逃げた。
だけど狭い部屋の中で私は社長に捕まってしまう。
そしてーーー
「ひゃっ!!」
私はそのままベッドに押し倒されてしまった。
「麻耶、答えて。俺の事、どう思ってる」
「わ、私は……」
「私は?」
「その、あの、む、胸がドキドキするくらい好きなんですっ」
もう叫びに近い声で言ってしまった。
もう恥ずかしくて咄嗟に顔を手で覆った。
だが一瞬にしてその手を外された。
「好きって本当?」
私は頷いた。
「夢じゃないよな?俺、幸せすぎて嬉しいんだけど」
そう言いながら私を抱きしめた。
「麻耶、俺も好きだ」
そう言って強く私を抱きしめた。
暫くそのまま抱きしめられていたが、もう胸が張り裂けそうで限界だった。
「社長、一回落ち着きましょう。何か飲みましょう」
そう言って私は体を起こした。