恋の契約は永遠に
♢一郎side
はぁ〜、何で出張なんだ俺。
麻耶と付き合いだして、まだ一ヶ月経たないのに三日離れるのが寂しくて仕方ない。
てか、変な男が近寄らないか心配だ。
麻耶に初めて会った時、俺は平然を装ってたけど緊張してる姿が何だか可愛くて、何か男なのにドキッとしてしまった。
仕事で色々な女性に会うけど、何か初恋のような感じで一目惚れだったと思う。
笑顔が可愛くて、真面目で、毎日会うのが楽しみだった。
だけど麻耶にとっては俺は本社の社長であって、社長らしく接していたけど、仕草が可愛くて抱きしめたくなる衝動を抑えていた。
さり気なく麻耶が好きアピールしたりしたけど、冗談だと思われてるみたいで気づかれないし、本来ならレッスンは妹がするんだけど妹に悟られないように上手く理由をつけて俺かするようにした。
俺のマンションに呼んだのも少しでもドキドキしてくれて意識して欲しかったのもある。
勿論、レッスンは仕事と同じように真面目にしたけど、その後の麻耶の手料理に胃袋を掴まれた。
仕事が忙しくてご飯は外食かコンビニとかだったし、久しぶりの手料理に感動もした。
レッスンもいい感じに進んでたのに、急に麻耶が俺を避けるような態度取るし、目さえ合わせてくれなかった時はショックだった。