恋の契約は永遠に



お客様が綺麗になると嬉しくて、満足される姿を見るともっと頑張ろうって思うと言っていた。


皆も頑張っているし、私も仕事内容は違うけれど頑張って仕事を覚えたいと思った。


「片瀬さん、一日ご苦労様でした。ごめんね、教えるのが社長だったから緊張しちゃったよね?私でも一通りは出来るんだけど、優先はお客様になるから社長にお願いしたんだけど、厳しくなかった?」


「社長は丁寧に教えて下さいましたし分かりやすかったです」


「ああ見えて厳しくて、鬼の社長だって本社では言われてるのよ。心配だったけど大丈夫そうね。明日もまた宜しくお願い致します」


「こちらこそ宜しくお願い致します」


そう言って頭を下げた。


「じゃあ今日はお疲れ様でした、帰り気をつけてね」


「はい、ではお先に失礼致します」


そう言って会社を後にした。


あの社長が鬼の社長?


そんな感じにはまったく見えなかったし優しかったけどな。


だけどそれも最初だけで、鬼みたいに怖くなるんだろうか?


だけどまったく想像ができない。


でも皆、良い人ばっかりだから長く続けていけるかもしれないし、頑張り次第で正社員になれるように頑張ろう。



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