ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
ダイニングテーブルに並ぶ柾貴の手料理。


「美味そう…。柾貴お前…また…料理の腕上げただろ?」

「今は美味い料理を作るのが俺のストレス解消法だから」

「婆ちゃんの秘書はストレス溜まるのか??」

「別に・・・」

俺と柾貴が話している隙に、稜真が料理に箸を伸ばしていた。


「おいっ!?取り皿にちゃんと入れて食えよ。行儀が悪いぞ」

「取り皿に入れるのが面倒だ。どうせ、胃袋の中に入ったら一緒だろうが・・・」

「兄弟喧嘩はよせよ」


柾貴が俺達の間に入る。


「柾貴が居なきゃ…絶対に稜真とは毎日喧嘩だ・・・」


3人でテーブルを囲んで夕食。


「このパスタ美味いぞ」

「結婚すれば、毎日小陽さんの手料理が食べれるんでしょ??」


「ついでに小陽も食うぞ」

「リアクションに困る答えだな・・・」


「小陽さんが義理の姉貴か・・・今から俺も楽しみだ・・・」

「俺達の新居の敷居はお前には跨がせない・・・」

「どうして?」

「汚すから・・・」

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