ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
《11》初夜

小陽sideー

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結婚披露宴2日前。


「愛梨」

「小陽さん」


「お邪魔します。陽那さん」

「いらっしゃい。愛梨ちゃん。元気だった?」

「はい」

彼女はお父様の秘書・柊さんの娘。私と共に椎名さんの秘書を務めていた。
私が退職後は彼女が公設秘書となり、椎名さんのサポートをしている。


夕食後は私の部屋でお喋り。


「結婚披露宴まで後2日ですね」

「うん・・・」

私は言葉尻を濁し、愛梨に愚痴った。


「このまま、何も知らず拓真さんと結婚していいのかなって~思うんだけど。どう思う?愛梨」

「マリッジブルーってヤツね・・・」

「マリッジブルーか・・・そうかもしれない。
拓真さんって調子がいいと言うか・・・」


外見はお父様でも、中身は佑介さんのよう。



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