ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
初めて迎える朝。

私は先に起きて身支度を整えた。
ルームサービスの朝食も用意され、未だに眠る拓真さんを起こそうと寝室に訪れた。
「おはようございます」

「んっ?」

「朝食のご用意が出来ていますよ」

「ん、あ・・・」


拓真さんは大欠伸をしながらカラダを起こす。
寝ている間に乱れてしまったバスローブから胸板が見えていた。


「私、先に座っています」


拓真さんは離れようとする私の腕と掴んだ。


「目覚めのキス位はさせろよ」



掠れた声で吐き捨てると腕の中に閉じ込めて唇を奪った。



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