ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
拓真さんは紅い頬が気になる。
「ゴメンなさい…頬痛みます?」
「別に・・・頬っぺたよりも心が痛む」
「た、拓真さんが急に胸を触るから・・・」
拓真さんはキスしながら手を胸元に、驚いた私は条件反射で頬を平手打ちしてしまった。
「ゴメンなさい・・・」
「涙目で謝られるとこっちが悪いみたいになるじゃん」
「私の許しもなく、触って来た拓真さんが悪いんです」
「じゃ胸を触っていいか?小陽」
「ダメです」
「ダメって・・・」
拓真さんは呆れた様子でコーヒーを含んだ。
「結婚したからには、その・・・」
拓真さんに全部任せる覚悟だったが、愛梨にあんな生々しい映像を見せられてしまい、嫌悪感を持ってしまった。