ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
「ここが二人の部屋だ。部屋の装飾は濱部夫人の趣味らしい」
「母さんらしい部屋だ・・・」
格式の高いヨーロッパのホテルの部屋をイメージした雰囲気が母さん好み。
天井から吊り下がったアンティーク調のシェード付きのシャンデリアのクリスタルがキラキラと輝いていた。
白のテレビボード、マントルピース、薔薇の細やかな装飾が四隅に施されたセンターテーブル、猫足のベビーピンクのカウチソファ全てがアンティーク調で統一されている。
少し位、小陽の好みも訊いてとけよ。母さん。
これじゃ母さんの好みを小陽に押し付けてるみたいじゃん。
「小陽・・・」
「素敵・・・」
小陽の瞳をキラキラさせて見ていた。
「小陽もこんな部屋がスキなのか?」
「はい」
小陽も母さんと同じ趣味でホッとした。
「こんな素敵な部屋を用意させて頂けて、嬉しいです。
後で、お義母様に電話でお礼を言いましょう。拓真さん」
「え、あ・・・そうだな」
「荷物はここに置いとくから…奥は寝室とバスルーム、ウォークインクローゼットがあるから、適当に使ってくれ」
「蓮…サンキュー」
「言っとくけど、隣は俺の部屋だから・・・」
「はぁ?」
「ちなみに壁には防音対策してないから・・・」
「何で?隣の部屋なんだよ!!」
「居候の身で文句言うなよ!」
「母さんらしい部屋だ・・・」
格式の高いヨーロッパのホテルの部屋をイメージした雰囲気が母さん好み。
天井から吊り下がったアンティーク調のシェード付きのシャンデリアのクリスタルがキラキラと輝いていた。
白のテレビボード、マントルピース、薔薇の細やかな装飾が四隅に施されたセンターテーブル、猫足のベビーピンクのカウチソファ全てがアンティーク調で統一されている。
少し位、小陽の好みも訊いてとけよ。母さん。
これじゃ母さんの好みを小陽に押し付けてるみたいじゃん。
「小陽・・・」
「素敵・・・」
小陽の瞳をキラキラさせて見ていた。
「小陽もこんな部屋がスキなのか?」
「はい」
小陽も母さんと同じ趣味でホッとした。
「こんな素敵な部屋を用意させて頂けて、嬉しいです。
後で、お義母様に電話でお礼を言いましょう。拓真さん」
「え、あ・・・そうだな」
「荷物はここに置いとくから…奥は寝室とバスルーム、ウォークインクローゼットがあるから、適当に使ってくれ」
「蓮…サンキュー」
「言っとくけど、隣は俺の部屋だから・・・」
「はぁ?」
「ちなみに壁には防音対策してないから・・・」
「何で?隣の部屋なんだよ!!」
「居候の身で文句言うなよ!」