ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
戸惑いながらも小陽は俺のキスを受け入れた。

頬を染めながらも舌を差し入れると自ら舌を差し出し、拙ながらも絡め合わせて来る。


「少しだけキスが上手になったな…小陽」

「私は別に・・・」


「Hもその・・・慣れなんだけど・・・」


ない物ねだりも甚だしいいけど、濱部家は御三家の中に入っていない。伊集院家から認められた家系じゃない。

そう思うと不安で不安で・・・


嫌がる小陽に強要したくないが。


「今はこれが精一杯です」


小陽を腕の中で抱き締めながら考え込む俺の頬にそっとキスをした。


小陽は真っ赤な顔をして羞恥で瞳に涙を溜める。


やっぱり、俺は小陽の初心な可愛さが愛しいーーー・・・


そして、もう一度キスを落とした・・・














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