ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
夜は外の芝生でパーティー。
桐生家御用達のシェフが目の前の鉄板で豪快に厚切りのサーロインステーキを焼いてくれた。
「小陽!!」
紡が俺のそばに立つ小陽の腕を掴んだ。
「紡、小陽をどこに連れて行く!?」
「崇の所だ」
「俺も行く!!」
俺も紡の後を追う。
「崇、小陽を連れて来てやったぞ」
「後ろに邪魔者も居るぞ。紡」
「だ、誰が邪魔者だ?大体、小陽は俺の妻だ!」
「均等にチャンスを与えるシェアリングだろ?」
「拓真も見苦しいぞ。小陽を信じているなら、離れろ」
「お前の方こそ、妹離れしろよ。紡」
「俺は小陽に相応しい相手を選んで欲しかった。崇も何やってたんだよ!?お前がモタついているから…小陽を拓真に奪われたんだろうが」
紡は痛い所を突かれて言い返すコトが出来ず、椎名さんに八つ当たりした。
「言っとくけど、紡…俺は拓真みたいに何も考えず、本能で行動する男じゃないんだ。お前が一番俺のコトは知ってるだろ?」
「小陽お前・・・拓真の何処がいいんだ?」
「拓真さんは私の初恋の人で・・・」
「は、初恋??」
紡は瞳を円くした。
桐生家御用達のシェフが目の前の鉄板で豪快に厚切りのサーロインステーキを焼いてくれた。
「小陽!!」
紡が俺のそばに立つ小陽の腕を掴んだ。
「紡、小陽をどこに連れて行く!?」
「崇の所だ」
「俺も行く!!」
俺も紡の後を追う。
「崇、小陽を連れて来てやったぞ」
「後ろに邪魔者も居るぞ。紡」
「だ、誰が邪魔者だ?大体、小陽は俺の妻だ!」
「均等にチャンスを与えるシェアリングだろ?」
「拓真も見苦しいぞ。小陽を信じているなら、離れろ」
「お前の方こそ、妹離れしろよ。紡」
「俺は小陽に相応しい相手を選んで欲しかった。崇も何やってたんだよ!?お前がモタついているから…小陽を拓真に奪われたんだろうが」
紡は痛い所を突かれて言い返すコトが出来ず、椎名さんに八つ当たりした。
「言っとくけど、紡…俺は拓真みたいに何も考えず、本能で行動する男じゃないんだ。お前が一番俺のコトは知ってるだろ?」
「小陽お前・・・拓真の何処がいいんだ?」
「拓真さんは私の初恋の人で・・・」
「は、初恋??」
紡は瞳を円くした。