ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
椎名さんは散々拓真さんをこき下ろしたけど、必死に穴埋めしようと雨の中コンビニに行く拓真さんの気遣いが嬉しかった。
拓真さん不在で私のバースデーパーティは始まり、蝋燭を吹き消すと愛梨がケーキを切り分けて皆で食べた。
「椎名さんは完璧主義者だから・・・拓真さんのようなタイプが許せないんだね」
「頭はインテリのクセに中身がチャラ過ぎるからな・・・でも、アイツ・・・亭主関白じゃないらしい・・・」
柚希君と椎名さんがケーキを頬張りながら会話を交わす。
話題は拓真さんのコト。
妻の私としては二人の会話が気になる。
「拓真さんは面倒見が良くて、優しい人だから」
柚希君の瞳が急に懐かしそうになった。
彼は昔のコトを思い出している。
彩名と遊んだ遠い子供の時のコトを・・・
拓真さんや稜真君、お兄様も交えて濱部家、相馬家、伊集院家は家族ぐるみで付き合っていた。
私と拓真さんの妹・彩名、柚希君は同い年。
都内でもセレブが通う名門幼稚園に3人で通っていた影響もあった。
拓真さん不在で私のバースデーパーティは始まり、蝋燭を吹き消すと愛梨がケーキを切り分けて皆で食べた。
「椎名さんは完璧主義者だから・・・拓真さんのようなタイプが許せないんだね」
「頭はインテリのクセに中身がチャラ過ぎるからな・・・でも、アイツ・・・亭主関白じゃないらしい・・・」
柚希君と椎名さんがケーキを頬張りながら会話を交わす。
話題は拓真さんのコト。
妻の私としては二人の会話が気になる。
「拓真さんは面倒見が良くて、優しい人だから」
柚希君の瞳が急に懐かしそうになった。
彼は昔のコトを思い出している。
彩名と遊んだ遠い子供の時のコトを・・・
拓真さんや稜真君、お兄様も交えて濱部家、相馬家、伊集院家は家族ぐるみで付き合っていた。
私と拓真さんの妹・彩名、柚希君は同い年。
都内でもセレブが通う名門幼稚園に3人で通っていた影響もあった。