ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
彩名は先天性の心臓病で入退院を繰り返していた。
私にとって彩名は親友。
柚希君にとって彩名は将来・・・結婚を約束した初恋の人。
――――――でも、彩名は9歳でこの世を去ってしまった。
「そうだ・・・小陽さん、後で俺の部屋においでよ。
彩名と3人で写った写真見せてあげるよ」
「本当?今からでも行きましょう」
私の幼い時のアルバムは実家。
私は懐しい想い出に浸りたくて・・・柚希君を急かした。
「・・・拓真が居ないコトに小陽さんを部屋に誘って何か企んでるな」
「俺は椎名さんと違うから・・・
二人でアルバムを見るだけだ。行こうか?小陽さん」
「はい」
私は残ったケーキを口に押し込んで立ち上がった。
私にとって彩名は親友。
柚希君にとって彩名は将来・・・結婚を約束した初恋の人。
――――――でも、彩名は9歳でこの世を去ってしまった。
「そうだ・・・小陽さん、後で俺の部屋においでよ。
彩名と3人で写った写真見せてあげるよ」
「本当?今からでも行きましょう」
私の幼い時のアルバムは実家。
私は懐しい想い出に浸りたくて・・・柚希君を急かした。
「・・・拓真が居ないコトに小陽さんを部屋に誘って何か企んでるな」
「俺は椎名さんと違うから・・・
二人でアルバムを見るだけだ。行こうか?小陽さん」
「はい」
私は残ったケーキを口に押し込んで立ち上がった。