ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
柚希君は1階の奥のゲストルームを借りていた。
「私達の部屋の真下なんだ・・・」
「今まで知らなかった?」
「うん」
「ここに座って」
柚希君は私をソファに座らせると棚に立てかけていた1冊のアルバムを持って来た。
青い背表紙のアルバムを開くといきなり生後まもないおむつ姿の柚希君の写真が瞳に飛び込んで来た。
「可愛い」
私は思わず呟く。
「母さんが適当に抜き取って作ったアルバムだから…赤ちゃんの頃の写真もあるんだ」
柚希君は隣に腰を下ろし、一緒にアルバムを覗き見る。
私はゆっくりとページを捲ってゆく。
「あった・・・」
幼稚園の正門で3人並んで撮った写真。
私と彩名が柚希君を挟んだ形でスリーショット。
「柚希君って幼稚園じゃモテモテだったよね・・・」
「それは否定しないけど…俺は彩名しか見てなかった・・・」
「私達の部屋の真下なんだ・・・」
「今まで知らなかった?」
「うん」
「ここに座って」
柚希君は私をソファに座らせると棚に立てかけていた1冊のアルバムを持って来た。
青い背表紙のアルバムを開くといきなり生後まもないおむつ姿の柚希君の写真が瞳に飛び込んで来た。
「可愛い」
私は思わず呟く。
「母さんが適当に抜き取って作ったアルバムだから…赤ちゃんの頃の写真もあるんだ」
柚希君は隣に腰を下ろし、一緒にアルバムを覗き見る。
私はゆっくりとページを捲ってゆく。
「あった・・・」
幼稚園の正門で3人並んで撮った写真。
私と彩名が柚希君を挟んだ形でスリーショット。
「柚希君って幼稚園じゃモテモテだったよね・・・」
「それは否定しないけど…俺は彩名しか見てなかった・・・」