ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
一人で食べてくれと言われても、拓真さんと柚希君が何を話しているのか気になる。


テーブルの上に置いていたスマホが光った。

「もしもし・・・」


―――――小陽か?私だ。


「お父様?」



――――――拓真君は?


「拓真さんは柚希君の部屋に行って不在です。拓真さんに何か用ですか?」



――――――拓真君は柚希君たちと上手くやっているのか?



「はい・・・」


拓真さんの望んでいた甘い新婚生活には程遠い雰囲気だけど。

拓真さんは文句を言いながらも、柚希君たちと上手くやっていた。


「御三家に顔を立てるのもよろしいですが・・・これでは拓真さんが可哀相です。お父様」


私は拓真さんに代わって不満をぶちまけた。

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