ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
「椎名さんと愛梨、いつから付き合ってるの?」


「いつからと訊かれると・・・」


「昨日からですよ。小陽さん」


「なんて言えばいいのか分かりませんが・・・椎名さん、愛梨よろしくお願いします」


「小陽は愛梨さんの保護者か?」

俺は突っ込んだ。


「私にとって愛梨は大切なお友達ですから。椎名さんには大切にして欲しいと言いますか・・・」


「だって…小陽のコトはキッパリと忘れて…愛梨さんと仲良くしろよ」


「椎名さんに新しい彼女出来たんなら、このシェアリングも終わりだな・・・」


蓮の寂しげな声がダイニングルームに響いた。


「蓮は全く小陽にアプローチしないけど・・・」


「拓真さんは俺が小陽さんにアプローチしていいの?」


「いいワケないだろ」

「俺は元々好きなオンナが居るんだ。それに、このシェアリングは爺ちゃん達に筋を通すだけの話。拓真さんと小陽さんは真剣に愛し合っていて、俺達の入る余地はなかった。それでいいじゃん」



「それでいいのか・・・」




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