ダイヤモンドウエディング～キスからはじまる永遠の愛～《完》

二人でキッチンに立って夕食作り。


お義母さんは40代で童顔。
後姿を見ているとまるで姉妹だな。


俺はソファに座ってスマホを弄っていた。


不意にドアが開き、お義父さんと秘書の柊さんが現れた。


「あら、お帰りなさい。敦司さん、柊さん」


「ただいま」

｢お邪魔しています。元総理いやお義父さん・・・」


｢では、私はこれで」


「今日は無理を言って済まないな。柊」

「いえ、久しぶりのお嬢様の帰宅です。仕方ありませんよ」

柊さんはお義父さんを送り届け、部屋を出て行った。



「急な来宅で申し訳ありません」

「君には色々と話がある」

「話ですか・・・」

｢陽那…私と拓真君は書斎に行く。コーヒーを頼む」


「わかりました」

お義父さんはソファに腰を掛けずそのまま俺と書斎に案内した。

お義父さんと二人で話って言えしれない緊張感にカラダは包まれる。