ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
「キスは早かったけど、その先は・・・そうね3ヵ月はかかったかしら・・・そりゃ私は17歳だったし、年齢的に抵抗があったんでしょうね」


「ちなみにお母様ってお父様が初めての相手?」


「そうよ。交際経験もなかったし・・・全部が初めてだったわね」


「私と同じです」


「母と娘って似るのかしら?」


「コーヒーを頼んだはずだが・・・陽那お前は小陽に何を話しているんだ?」


後を振り返ると先程まで居なかったお父様が赤い顔して立っていた。


「聞こえてた?敦司さん」


「お前の声は大きいからな・・・」


「コーヒーよりも夕食が出来るわよ」


「コーヒーはもういい。夕食の支度を頼む。私は拓真君を呼んで来る」


「お酒も用意した方がいい?」


「頼む」


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