ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
「悪い」

拓真さんは最後まで熟睡。

「もう一度観るか?」

「そんな時間ありませんよ。ディナーの予約時間に遅れますよ」

「怒ってるか?小陽」

「別に・・・」


「この映画のDVDが発売されたら、レンタルして一緒に鑑賞するよ」

「私、本当に怒っていませんから安心してください。拓真さん」

「だって・・・俺最初から観てないぞ」

「映画の話は終わりです。早く駐車場に急ぎましょう」


私の方から拓真さんの腕を腕を絡めた。

「小陽・・・」

拓真さんは戸惑うような瞳で私を見つめる。

「小陽の方から腕組んでくれるなんてマジで嬉しい」






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