ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
拓真さんが先に車内に乗り込んで、キーを差し込みエンジンをかける。私は助手席のドアを開けて自分で乗り込んだ。
冷房が効くのを待った。
「やっぱ夏は暑いな」
「今年も猛暑になるらしいですね」
拓真さんは前髪を掻き上げて持っていたタオルハンカチで額の汗を拭った。
「最初に言っとくけど、俺汗かきだから・・・」
「私も汗かきますよ」
「そうなんだ・・・小陽は汗かかないのかと思ってた。一緒に歩いていても涼しげな顔してるし」
「そんなコトないですよ」
「しかし、夏ってヤバいな」
「えっ?」
「オフィスじゃ夏でもストッキング履いてるじゃん。今見たら素足にサンダルだし」
拓真さんの視線が私の足許に向く。
冷房が効くのを待った。
「やっぱ夏は暑いな」
「今年も猛暑になるらしいですね」
拓真さんは前髪を掻き上げて持っていたタオルハンカチで額の汗を拭った。
「最初に言っとくけど、俺汗かきだから・・・」
「私も汗かきますよ」
「そうなんだ・・・小陽は汗かかないのかと思ってた。一緒に歩いていても涼しげな顔してるし」
「そんなコトないですよ」
「しかし、夏ってヤバいな」
「えっ?」
「オフィスじゃ夏でもストッキング履いてるじゃん。今見たら素足にサンダルだし」
拓真さんの視線が私の足許に向く。