ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
階段を上がり、部屋に戻ると拓真さんは私を抱き締めて来た。


昨日の夜のコトが脳裏に過り、カラダが熱を帯び始める。


「二人共・・・勘鋭いから…気づいているだろうなぁー」

「え、あ・・・」

拓真さんはゆるりとカラダを引き離しながら呟いた。


彼の言葉に益々カラダに熱が帯び、眩暈を起こす。そのまま、拓真さんの胸板に寄り掛かってしまった。


「小、小陽大丈夫か??」


心配しながらも表情は何だか嬉しそう。


「少し眩暈を起こしただけです・・・」

「ベットで横になるか?」



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