ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
「でも・・・内装業者の方との打ち合わせが・・・」

「昨日は無理させた自覚あるし、別に今日じゃなくてもいい」

「拓真…さん?」

「俺は嬉しかったけど・・・小陽は・・・」

「私だって嬉しかったですよ。昨日の夜のコトは生涯忘れないと思います!!」


「俺も生涯忘れないと思うよ。絶対忘れないようにベットルーム行こうか??」

「えっ!?ええ~っ!?」

拓真さんは背中に回した手に力を込めて、私を強く抱き締めて来た。


「ま、待って下さい・・・」


「俺はマジだぞ。小陽」

「で、でも・・・午後から・・・」

「今なら誰も居ない。打ち合わせは後日にしよう」


確かに皆仕事で邸宅には誰も居ないーーー・・・


「昨日の今日で・・・私のカラダが拓真さんを受け入れられるかどうか・・・」

「・・・冗談だ・・・俺だって分ってるよ。小陽のカラダが無理なコト位」

拓真さんは私の頭を撫で回し、申し訳なさそうに言った。

「支度するぞ」


「あ、はい・・・」

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