ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
「ただいま」

LDKに入ると小陽がキッチンに立っていた。

「お帰りなさい。拓真さん」

「起きたのか?」

「味噌汁位は作っておこうかと思って」

「要らないよ。いっぱい買って来たから」

キッチンカウンターに買って来た食材を置いた。

「私と拓真さんの二人ですよ」

「冷蔵庫に入れて置けば2,3日は持つさ」

俺は食材を紙袋から取り出し、カウンターに置いて行く。

「ほら、小陽の大好きなラズベリーのアイスもあるぞ」

「拓真さん・・・ありがとう」

「カンパイしようとスパークリングワインも買った」

「気が利きますね」

「小陽ほどじゃねぇよ」

< 206 / 371 >

この作品をシェア

pagetop