ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
「小陽・・・」
紡はしょんぼりして口を噤んだ。
小陽は紡の隣の椅子に腰を下ろし、朝食を食べ始める。
「小陽、ゴメン。お兄ちゃんが悪かった・・・」
「私に謝るのではなく、拓真さんに謝って」
「すまない。拓真」
小陽に叱られた紡は素直に俺に頭を下げて謝罪した。
「紡に謝られると変な気分だ。いいよ。水に流す」
「小陽、拓真は俺を許した。これでいいか?」
「ついでに仲直りの握手もお願いします。お兄様」
「握手??拓真と握手なんて気持ちが悪い」
「出来ないなら、朝食食べたら、横須賀に帰って下さい」
「小陽・・・何でそんな意地悪なコト言うんだよ。昔は優しくて素直で可愛い妹だっただろ?」
「お兄様には色々とお世話掛けましたけど…私の中でお兄様と拓真さんの優先順位が変わったんです」
「俺と父上よりも拓真が大切になったのか?小陽」
「はい」
紡は再び凹んだ。
紡はしょんぼりして口を噤んだ。
小陽は紡の隣の椅子に腰を下ろし、朝食を食べ始める。
「小陽、ゴメン。お兄ちゃんが悪かった・・・」
「私に謝るのではなく、拓真さんに謝って」
「すまない。拓真」
小陽に叱られた紡は素直に俺に頭を下げて謝罪した。
「紡に謝られると変な気分だ。いいよ。水に流す」
「小陽、拓真は俺を許した。これでいいか?」
「ついでに仲直りの握手もお願いします。お兄様」
「握手??拓真と握手なんて気持ちが悪い」
「出来ないなら、朝食食べたら、横須賀に帰って下さい」
「小陽・・・何でそんな意地悪なコト言うんだよ。昔は優しくて素直で可愛い妹だっただろ?」
「お兄様には色々とお世話掛けましたけど…私の中でお兄様と拓真さんの優先順位が変わったんです」
「俺と父上よりも拓真が大切になったのか?小陽」
「はい」
紡は再び凹んだ。