ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
お兄様はシスコンで私はファザコンと言った拓真さん。
考えてみればそうかもしれない。
小さい頃の私はパパっ子だったーーー・・・
お父様の総理時代は総理官邸の敷地内に建てられた総理公邸で家族4人暮らしていた。
お父様は公務の合間を縫って、公邸に戻って良く私の相手をしてくれた。
4歳年上のお兄様は平日は学校でほとんど不在。
「小陽、何をしてる?お絵描きか??」
リビングのソファに座って絵を描いていた私に話し掛けるお父様。
「パパ…おしごとはないの?」
「今はお休みだ」
お父様が私の隣に腰を下ろし、スケッチブックを覗き見る。
「何を描いてる?」
「パパとママとツムツム」
「小陽は居ないのか?」
「こはるはあとで描くの。さきにお花を描くの」
私はお父様に見つめられながらクレヨンで花を描いた。
考えてみればそうかもしれない。
小さい頃の私はパパっ子だったーーー・・・
お父様の総理時代は総理官邸の敷地内に建てられた総理公邸で家族4人暮らしていた。
お父様は公務の合間を縫って、公邸に戻って良く私の相手をしてくれた。
4歳年上のお兄様は平日は学校でほとんど不在。
「小陽、何をしてる?お絵描きか??」
リビングのソファに座って絵を描いていた私に話し掛けるお父様。
「パパ…おしごとはないの?」
「今はお休みだ」
お父様が私の隣に腰を下ろし、スケッチブックを覗き見る。
「何を描いてる?」
「パパとママとツムツム」
「小陽は居ないのか?」
「こはるはあとで描くの。さきにお花を描くの」
私はお父様に見つめられながらクレヨンで花を描いた。